いつ頃から家にプレーヤー類がなくなったのだろう。
若いころ夢中になった音楽は、いつの間にか私の日常からすっかり消えていました。
でも、たったひとつの映画のシーンが、私を再び音楽へ、そしてJazzへと導いてくれたのです。
前記事からの続きとなります。是非こちらもご覧ください。

忘れられない弾き語り
2020年7月、ウッディ・アレン監督作の映画、「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」が上映されました。アレン監督は「僕は、昔からこういうクラシックなラブストーリーが大好きなんだ」と語っています。
▼映画の公式サイト

映画では、主演のティモシー・シャラメがピアノを弾き語るシーンがあります。
このシーンと歌声が印象的でとても素敵でした。
上映後もあのシーンが忘れられず、調べてみると、ジャズの定番、
チェットベイカーの「Everything Happens to Me」だとわかりました。
この時初めて、私はチェットベイカーを知ったのです。
ティモシー・シャラメの弾き語りシーン。
▼映画雑誌「SCREEN」のオンラインマガジンサイト

Jazzを追いかけて
それから私は、音楽サブスクでチェットベイカーを聴くようになります。
そうすると自動再生でJazzが流れるようになり、聴いているうちにJazzが、その中でもピアノが好みだとわかりました。でも、限定せずに幅広く聴くようにしました。
インスタグラムでも、Jazz好きな方や、レコードショップをフォローして情報を集めていきます。
旅先で心を撃たれた夜
旅先で入ったご飯屋さんの数件先にバーの看板が出ていました。Jazzの文字があります。
ドアから店内を覗くと誰もいません。全く知らないお店に入るのは勇気がいります。


それでも、看板にあった「Jazz」の文字に背中を押されて、恐る恐る扉を開けました。
カウンターの正面には壁一面のレコード。
注文を終えると、マイルス・デイヴィスの『Walkin’』が大音量で響きました。
かっこいい!!!初めての大音量、トランペットの音に痺れた最高の夜となりました。

更にJazzを追いかけて
旅から帰り、今度は「レコードを聴くこと」が目的のお出かけが増えました。
・村上春樹ライブラリー (事前予約制)
Jazzといえば村上春樹さん。早稲田大学「国際文学館」、通称「村上春樹ライブラリー」。
村上作品が揃うだけでなく「オーディオルーム」で素敵な椅子に座ってたっぷりと音楽に浸れます。
お店の数メートル前から大音量が聞こえているジャズ喫茶や、
いつも選曲がいいなぁと思う一人で安心して入れるBar、
レコードが聴けるおしゃれなカフェ、などなど。
惹かれるのは、“古さ”
レコードを聴けるカフェでは、オーディオを見せてもらったりしました。
こだわりのオーディオを使っている方が多く、お話を伺うのも楽しいです。




そして、あるギャラリーで見たオーディオのカッコ良さに惹かれ、古いオーディオに興味を持ち始めたのでした。



今と違って大きな形も、ボタンやツマミなどの部品も、古いデザインにとても惹かれました。
音楽のない日々を送っていた自分が、映画のワンシーンをきっかけに自分でも驚きの変化です。
とうとうオーディオを、しかも古いオーディオを探し始めます。
レコードプレーヤーとの出会い
そして、きっかけの映画から約3年後、望んでいた古いオーディオと運命的な出会いがありました。
この話にはまだまだ続きがあります。
古いオーディオ相手に悪戦苦闘。音が鳴るまでの長い道のり。
それはまた、次の回に──。
ふぅ~。でも本当に長いな(笑)
こちらならすぐに聴けたなぁ
ウッディでシンプル
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