再び音楽のある日常になってからの続きのお話も今回が最後となります。
レコードのある暮らしが始まるまで、もう一波乱ありました。
私にレコードを楽しめる日が来るのでしょうか。
私の日常からしばらく音楽が消えていた話はこちら

映画のワンシーンが、私を再び音楽へ、そしてJazzへと導いてくれた話はこちら

手の届かない素敵な海外のプレーヤー
より良い音楽の環境を求めてレコードプレーヤーを探す旅が始まりました。
性能なんて読んでも良くわかりません。見た目重視、好きなデザインで探しました。
スイスのTHORENS(トーレンス)、デンマークのB&O(バング&オルフセン)
ドイツのELAC(エラック)、Dual(デュアル)・・・・。
古くてカッコいいプレーヤーは海外のオーディオメーカーばかり。
そもそも古い海外オーディオは手に入りづらいし、そして予算は追いつかない。
突然の幸運なお知らせ
古いプレーヤーを探しながらも、お手頃価格のプレーヤーを買って早くレコードを聴きたい、と妥協し始めていたところ、フォローしているショップからチャリティーのお知らせが入ります。
昭和レトロ感満載、古いオーディオの出品画像を見て即決でした。
今のプレーヤーにはない、どっしりとした佇まい。(デカイ💦)
ショップで使用していたオーディオをチャリティーのために出品したということで、価格も手が届きました。そして安心の日本製。デザインは海外オーディオに負けない私好みのデザインでした。
欲しかった古いオーディオを購入して、チャリティーの寄付に貢献出来たことも嬉しかったです。

YAMAHA カセットレコードプレーヤー (1971年製)
想定外のカセットプレーヤー機能は、嬉しい誤算でした!
え、周波数ってなに?
スピーカーに繋げは、すぐにレコードが聴けるとショップには確認していました。
いざ受け取る際に、「東京の周波数と違うけど、問題なくショップでも聴いていました」と言われ、???でしたが、聴けるならいいか、と持ち帰りました。
家に帰ってから調べると、
日本では、50Hzと60Hzの地域があり、一般に静岡県の富士川を境に、東日本は50Hz、西日本は60Hzとなっています。 これは、電気事業が始まった明治時代、関東ではドイツから50Hzの発電機を、関西ではアメリカから60Hzの発電機を輸入していたことが原因といわれています。
北海道電力
初めて知りました!!!
知らないの私だけ?と聞いてみると、私の周りの人もみんな知りませんでした。
音が出ない!
いずれ大きなスピーカーを、との想いからハードオフで手ごろなスピーカーを買って来ました。
メーカーだけは揃えてYAMAHAにしました。

スピーカーへは配線を繋ぐだけとショップから聞いていたので早速繋ぎます。
この日のために先に買っておいた(笑)レコードに、わくわくしながら針を落とします。
ザザーという砂嵐音。なに!?
秋葉原で相手にされず
スピーカー側は単純な接続ですが、本体からの接続は、素人には手に負えなさそうなタイプ。
コードが古そうなので、新しいコードを買ってみようと思い、秋葉原にある古いオーディオに強そうなお店に行ってみました。
本体から出ている配線の写真を見せるも、チラッと見て「わからないねぇ」の一言で終了。
あはは、相手にされず。
こうなったら意地です。
スピーカー接続部分の古い銅線を切ってキレイな銅線を引っ張り出して繋ぎ直し。
少し砂嵐音が良くなったような気が・・・いや、音楽聞き取れないから。
「叩いたら直る」のか!?
これはもう修理に出した方が早いかもと思い調べましたが、古いオーディオは修理店が少なく探すのも大変そう。
改善策が見つからず、悶々としながら時間が過ぎていきます。
昭和の家電は「叩いたら直る」がまかり通っていましたが、叩く場所もわからないので根気よくコンセントの抜き差し、コンセントの場所替え、(バーのマスターに相談したコンセント問題)、銅線繋ぎ直し、トーンアームの高さ調整を繰り返しました。
根性?音が出た!
途方に暮れて一ケ月ほど放置した後に、レコードをかけてみると、あれ砂嵐音がしない。
ちゃんと音が聴ける!
もう、機械相手に私の根性が勝ったとしか言えない。理由がわからないから(笑)
苦労した後のレコードの音は格別でした。
これからも楽しみな、レコードのある暮らし
実はスピーカーは片側1個しか繋がっていなかったり、12インチレーコードの45回転はうまく聴けなかったり(たぶん周波数)、まだ問題はあります。
でも、これからまだまだいい音に育てていく楽しみがあります。
そして、最初は緊張したレコード店でのレコード探しも慣れていったように、私自身もレコードのある暮らしに慣れて、これから更にレコード、オーディオ沼にハマっていくことを楽しみにしています。
古いオーディオ相手に悪戦苦闘、音が鳴るまでの長い道のり。いかがだったでしょうか。
今夜も、ゆっくりと回るレコードを眺めながら──そんな時間が、誰かの暮らしにも訪れますように。
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