細野晴臣ファンというわけではないのですが、展覧会『細野さんと晴臣くん』に行ってきました。立教大学の歴史を感じる建物が好きで、会場であるライフスナイダー館も見てみたかったのです。
そして好きなアーティストたちからよく名が挙がる細野晴臣さんが、どんな人なのかも気になるところ。そんな気持ちで足を運んだら、思いがけず懐かしい自分と再会した気分になりました。

55周年プロジェクト『細野さんと晴臣くん』
この企画展は、細野さんの55周年プロジェクト「HOSONO MANDALA」の第1弾企画として実施されました。
昔の晴臣くんと、今の細野さん。そのふたりが、ずっと好きでいる音楽や映画、漫画などについて、時空をこえて語り合うような展覧会が『細野さんと晴臣くん』です。
▽詳しい展示情報 立教大学

- 会 期:5月31日(土)~6月30日(月)
平日11:00~20:00(最終入場19:30)
土日11:00~18:00(最終入場17:30) - 会 場:立教大学 池袋キャンパス ライフスナイダー館
- 入 場:無料
- 事前予約制 予約サイトPeatixはこちらから (要ログイン/各枠先着)
時空をこえて語るふたり 晴臣くんと細野さん
テーブルに展示されているのは、学生「晴臣くん」が夢中になった思い出の品々。
脇には、大人の「細野さん」のキャプションが添えられています。
目指していた漫画家を諦めたことやアメリカの音楽や映画などに影響を受けたこと、立教高等学校を選んだきっかけなど、この年代らしさがうかがえる楽しいエピソードが続きます。



耳をすませば、テーブルの下から
テーブルに耳をつける、大人になってからはしないこの行動は、後ろめたさと懐かしさが入り混じります。
この展示では、テーブルから音楽が聴こえるインスタレーションがありました。
細野さんの歌声が聞こえてきます。


人になった“自由な兄貴”
好きなことへの好奇心と、それを持ち続ける力。
子どもの頃に誰もが持っていた感覚を、大人になっても自然に体現している。
そんな姿が、細野さんの“自由な兄貴”らしさなのかもしれません。
アーティスト仲間やファンのみなさんから慕われる理由が少しわかった気がしました。
かっこいい兄貴、そんな細野さんの活躍をこれからも追っていきたいと思います。


展示と響き合う建物――ライフスナイダー館
歴史の重みある落ち着いた雰囲気のライフスナイダー館は、大人の魅力あふれる細野さんの展示にとてもよく合っていました。
1926~27年にかけて、当時の立教学院総理、ライフスナイダーの邸宅として建設された洋館です。
校宅として建てられた10棟の洋館で唯一現存しているのが、このライフスナイダー館です。




「なんとなく気になる」から始まる世界
細野さんのバックボーンを視覚的に追っていくこの展示で、共感を感じるとともに、人となりをより深く理解する体験ができました。
好きな建築、好きなアーティスト繋がりというだけで、選んだ今回の展示は期待以上の楽しさでした。
こんな理由で展示をみてみるのも、意外な発見や視野が広がって、楽しい考えの寄り道となっていいなと思いました。
ちなみに帰宅後、細野さんのラジオ番組を聴いてみたら、とても面白くて。
お茶目でユーモラスな語りに、展示の余韻がじんわり重なりました。
よかったらぜひ聴いてみてくださいね。
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最新回2025/06/15/日 25:00-25:30
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