アートがくれた“発信する勇気”——ブログを始めた理由

自己紹介の次の記事はブログを始めるきっかけについて書きたいと思います。

ある展示を見に行ったのをきっかけに、自分の考えを自分の言葉で残すことについて考えるようになりました。

2022年に出会ったアート

2022年、エスパス ルイ・ヴィトン東京で、ラシード・ジョンソンによる《Plateaus》を日本で初めて紹介する展覧会が開催されました。

              ラシード・ジョンソン《Plateaus》展示風景 2022.06 筆者撮影  2022.09展示終了

▼展示の詳細はこちら(エスパス ルイ・ヴィトン東京 公式サイト)https://www.espacelouisvuittontokyo.com/ja/past/rashid/detail

「Tokyo Art Beat」編集長の福島さんのこの展示のレポートがまた素晴らしいです。

▼福島さんのレポートはこちら(Tokyo Art Beat 公式サイト)https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/rashid-johnson-espace-louisvuitton-report

このジャングルジムのような「グリット」には書籍やシアバターでできた彫刻、無線ラジオなどが組み込まれています。これらはそれぞれ作家とその家族の個人的な物語と、その背景にある歴史に由来するものだそうです。

私が用いる素材にはどれも実用的な用途があります。シアバターは、体に塗ること、そして、それを塗ることでアフリカ人らしさの獲得に失敗することを物語ります。本は情報を広めるもの。狙いは、すべての素材が『異種混交』して、私を著者とする新たな言語へとなることです。骨組みは、この異種混交のためのプラットフォームです。それは、コロニー化されるべき未知の空間として存在しています。

ラシード・ジョンソン
                       筆者撮影
                       筆者撮影

私が惹かれた言葉

私がとても惹かれたのは、「すべての素材が『異種混交』して、私を著者とする新たな言語へとなることです。」というラシード・ジョンソンの言葉です。

私の中にも、このグリットのように様々な素材——これまでの経験や価値観、本や人との出会い——が積み重なっています。この私の中の未知の空間に新しい素材が入ったとき、異なるもの同士が混ざり合って、また新たに「自分だけの言語」になっていく。その過程をとても魅力的に感じました。

そしてその言語、表現方法を考えたとき、自由に自分の考えを書き連ねるスタイル、ブログがあっているように思えました。

重い腰を上げた理由は・・・AI!?

実際、このブログを始めるのに3年近くかかったわけですが、動き出したのはAI、ChatGPTに自分の魅力を引き出してもらい、褒めてもらい、調子に乗ったからです。笑

これから、本、旅、音楽、アート、デザイン、建築探訪などを通して、自分の感じたことや考えたことを、少しずつ綴っていきたいと思います。
読んでくださったあとに、なにか心に残るものがあれば、こんなに嬉しいことはありません。


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